Voicy文字起こし 記憶に残る 辞める社員の送り出しエピソード #732

辞める社員の送り出し

さて、今日僕は東京の方に移動しまして
運行管理者の方の研修会です。
今日は関東、めちゃくちゃ暑いんですよね?
僕はそれを知らずにコートとかを持ってきてるので
どうしようかなとか思ってますけど・・・
まあ仕方がないですね(笑)

今日はそんな1日を過ごして
明日は埼玉の方に移動して
午前中は埼玉、昼からは仙台ですね。
その後都内に戻ってきてお客様と会食をしたあと
明々後日はまた埼玉に戻るという予定です。
いつも通り今週もバタバタ動いてますけど
3月になるとスケジュールに休みがちらほら出てきますので
3月、4月はゆっくりできるんかなと思ってます。

とはいえ、今週もほぼ毎日飛行機に乗ってるし
移動はほぼ毎日してるので
これが通常なんですけど
2月は仕事を詰めすぎました(笑)

そんな今日のトークテーマは
『別れとの向き合い方』

いろんな別れがありますね。
今、ぱっと思い出したのが
タクシー会社の時に社員が辞める時の別れ方を思い出したので
その話してみようかなと思います。

まず、今の会社でもそうですけど
辞めるっていう選択をした社員を止めるっていうのは
僕の中ではほぼありません。
なぜかというと、その人の人生を
僕らは最後まで面倒が見れない
っていう理由が1つなんですよね。
だから、基本的には止めることはないです。

止めた方がその人のためであれば
全力で止める時もあるとは思うんですけど
タクシー会社の時は
辞める方も多かったんですよね。

当時、1000人以上を入社させたってことは
それに等しいぐらい辞めているってことです。
さすがに1000人も辞めてないか。
でも、辞めた人が多かったので
その辞めた人に対して止めるっていうのは
一切しなかったです。

むしろ「頑張れよ」って言って
送った人の方が多かった気がします。

その中で印象に残ってる人が1人いて
その人はタクシー乗務員だったんですよ。
タクシー乗務員になる前は
会社経営をされてて
確か負債金額は「27億」って言っていたと思います。
僕が面接をしたのでめちゃくちゃ覚えてて
その人は、僕が乗ってたアリストって車のホイールを作ってたんですね。
それで面接のとき
「表に止まってるアリストのホイールはうちが作ってたんです」
って言われて「それ僕の車だよ」
みたいな話で盛り上がったのを覚えてて
そんな彼がタクシー乗務員になりました。

自己破産をしてタクシーに乗られたんですけど
2年後だったかな?辞めたんですよね。
辞める時に僕に言いに来て
なんで辞めるのか聞いたら
また会社を起こす、もう一回チャレンジしたい
ということですごく嬉しかったんですけど
彼にこんなことを言われたんですよ。
「正直、社長のことあんまり好きじゃないです」って言われたんですね。
若いくせに偉そうに言うしみたいなことをすごい言われました(笑)
当時、僕が20代だったので
彼にはすごくきつかったんだろうなって思います。
でも、彼が「1つだけ感謝してることがある」と言ってくれました。
それは、タクシーのワンメーターは
当時660円だったと思うんですけど
今までタクシーに乗る側で
660円っていう金額を自分は正直軽く考えてた
だから会社を潰したんだと思う
って話をされてて
社長に1つ教えてもらったのは
「その660円をいかに稼ぐことが大変か」
っていうことを教えてくれたのでほんとに感謝してる
って言って辞めていったんですね。

僕も逆に勉強になって
そういう考えが変わった人もいて
その彼はそのあと僕と連絡を全くとってないんですけど
間違いなく成功してると思うんですよね。
そもそも才能があったんです。
でもお金のありがたみっていうのを
ほんとに馬鹿にしてたっていうことを話してましたね。

そのような人が僕らのタクシー会社には結構いて
独立をするとか、次のステップに行くとか
特にバスに乗ってた運転手は
うちのバスを乗ってから大手の会社に行く
っていう運転手も多くて
正直それは逆に嬉しかったんですよね。
面接の時から
「ステップアップに使って全然いいよ 」
ただし「うちにいる間は全力で仕事を一緒にしよう」
と言って話をしてました。

そうやって前向きに辞めていく人が多かったから
すごく感謝してるというか
当時はすごくやりがいになってましたね。

少し話が変わりますけど
タクシー会社の社会貢献っていろいろあると思うんですよね。

基本的にタクシーに乗る時って
皆さんもそうだと思うんですけど
足に困ってる時ですよね?
あと急いでる時に乗るわけですけど
僕がタクシー会社の社長として
どんな社会貢献があるかなって考えた時に
1つ思ってたのは「リストラ組」が結構来てたんですよ。
そのリストラ組の人間によく言ってたのは
事業に失敗した人とかもいたんですけど
「まだやれるよね」って話をよくしてて
そのみんなは「やれます」って言うんです。
「うちはそのステージを用意できるから思いっきり仕事をやって」
っていうことをよく面接で言ってたんですけど
どんどんどんどん蘇っていくっていうか
目が輝いていくのを見てて
社会貢献の1つで、リストラをされた人のこういう言い方をしたら
誤解があるかもしれないですけど
「再生をする」というか
「セカンドチャンス」をタクシー会社で作れるなと思って
僕のやりがいになってたんですね。

だからうちのタクシー会社に入って、
生き生きしてる運転者を何人も見たし
そうやってステップアップして辞めていく人間を送り出したりして
それがすごく当時の僕のやりがいになってました。

だから、いい送り出しができていた運転者もいれば
できていなかった運転手もいるので
そのできていなかった運転者に関しては
すごく反省をするべきなんですけど・・・

そんな送り出しって話を
タクシー会社時代のエピソードを思い出してみました。

日本を変える道路交通法

そういえば!
先に言わないといけないことがありました。
昨日、差し入れをいただきました。
サワタニさん、ご無沙汰ですよね?
VOICYを聞いてくれてたんだと思ってめちゃくちゃ嬉しいです。
サワタニさん、連絡くださいよ。
栄養ドリンクの差し入れもありがとうございます。
こうやって僕が疲れてるのを察してくれたんですかね?
たまにこういう差し入れをいただくと
めちゃくちゃ元気になりますね。

サワタニさんとは古いお付き合いで
詳しい話はVOICYでできないですけど
また久しぶりに会いたいなって思いました(笑)

ということで、今日もYouTubeから
話をしていきたいなと思ってて
今1番、僕が力を入れてるといえば
「道路交通法第38条の歩行者優先」
今回のYouTubeの中でもそれをあげたんですよね。

今、53%ですかね。
まだ半分近くしか優先をしてないっていう
そんな道路交通法なんですけど
タクシー、トラック、バスが率先して
このルールを守る会社を作ってもらって
プロドライバーが率先してやるっていうのが
僕の夢なので今後もそれを追い続けたいなと思ってます。

先週、3月7日にイベントをしましたけど
自分の中では少しもの足りないなってずっと思ってるんですよね。

今年は4月からメンバーも増えるので
そういうところに力を入れられるようになればいいなと思って
徐々に僕も自分の仕事のスタイルっていうのを
シフトしていかないといけないなと思ってる今日この頃なんですけど
別に引退とかじゃないですよ?
やっぱりいつまでもプレイヤーで
最前線でやってるっていうことが
僕の正しい道なのかなとか思う時もあって
そんな話を最近考えることが多いんですよね。

でもこの38条を100%にするっていうことが
交通事故を撲滅する道の1つだと僕は思ってますから
これからもこの道路交通法第38条の発信はしていきたいなと思っています。

もう一度、皆さんに言っときますけど
1つ目のひし形のマークを見たら
「アクセルオフマーク」なんですよ。
2つ目のひし形のマークは
「減速マーク」って覚えていただいて
行動パターンを変えてほしいですね。
「横断歩道があるんだ」ぐらいだったら絶対に事故を起こします。
そうじゃなくて「行動パターンを変える」っていうか
ひし形のマークを見て
ブレーキを踏むであったり
アクセルを抜くであったり
そういったことをしてもらいたいなって思います。

一昨日、契約会社さんで交通事故が起きて動画を送っていただくと
僕が解説をしてコンテンツにして返すってサービスをしてるんですけど
その中で報告書に第38条の違反の事故があったので
報告書を見たら歩行者が横断歩道を走ってきたんですよね。
走ってきたから、飛び出しっていう表現をされてたんですけど
まだこういう表現を使うっていうことは
「横断歩道が優先」っていうことを理解されてないんだなと思って
少し悲しくなったというか
まだまだ僕らがやりきれてないな
っていうのはすごく思うところだったので
この38条に関しては
今後も追い続けたいなって思ってます。

ということで、今日は温かい東京に行きまして
今日も全力で話をしていこうかなと思います。

では、今日も皆さんご安全に。

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