Voicy文字起こし 事実と真実は違う #699

事実と真実は違う

さて、今日僕は東京都内の方に移動しまして
午前中はオンラインのセミナーで
昼から事故撲滅トレーナー養成講座を
実地でやらせていただいてる会社様にお邪魔します。

今日と明日やらせていただくんですけど
この事故撲滅トレーナー養成講座
昨日はベーシックを始めたんですけど
今回も60名以上かな?
参加をいただいて
非常に人数が多い中で始まったんですが
交通事故防止の基本は
この講座で全て学べるんじゃないかなって思うぐらい
この講座に関しては長い期間やってるので
オンラインに関しては
まだ7期生なんですけど
その前からずっとやっていた講座なので
プログラムとしては
ほぼパーフェクトな状態になってるんじゃないかなって思います。

そうは言っても
ちょっとした改善っていうのは
毎回毎回やってるんですけど・・・

いずれにしてもこの講座に関しては
事故防止に関わる人は
ベーシックは受けていただきたいな。

逆に言うと、このぐらいの知識がないと
事故防止の活動を
やることができないんじゃないかなって思うんですね。

必ず、結果が出せる講座なので
もしよかったら来期になりますけど
受けていただけたらいいと思います!

事故撲滅トレーナー養成講座 HP
https://jikotrainer.de-create.com/

今日は『課題の見つけ方』っていうトークテーマなんですよね。
これに関しては、めっちゃ得意かもしれないです(笑)

僕は常に「物を疑う」っていう癖があるんです。
人を疑うんじゃないですよ?
「事実を疑う」っていう癖があるってこと。
僕は基本的に人を信用する方なんで
その人が信用できないってないんですよ。
だけど、その人が言ってることが
事実かどうかっていうのはすごく気になるんですね。

ていうのは、やっぱり人間って
物事の捉え方なんですよね。

捉え方ってすごく大事で
例えば、嘘はついてないんですけど
捉え方が間違えてるっていうパターンはめちゃくちゃ多いです。

なぜ、捉え方を間違えるのかっていうと
当然、自分の過去の経験と知識の中で
「こうだろう」っていう思い込みが出たりするんですね。
これは人間なら誰でもするんです。

だから別にそれ自体が悪いことだと思ってないです。

ただ、報告とかを聞くときや
事故なんかもそうですけど
事故をした人にヒアリングした時なんかは
それって本当に事実か?
っていうことがすごく気になるんですよね。

何度も言いますけど
その人を疑ってるんじゃないですよ。
もしかしたら間違えた捉え方をしてるんじゃないかな
っていう風な疑問が常に湧くんです。

だからまあまあめんどくさいやつです(笑)
例えば、「大体の人がこんな事故をする」とか
それを聞いた時に
僕にとったら「大体」ってどのぐらい?
ってなるんです。
要は「分母」がわからないんですよ。
分子は分かったとしても
分母がわからないから
僕の中では、それが判断できないんです。

だけど人って、ある事象を見たときに
それを一部の事象を見て
全てだって思い込みしやすいです。

交通事故防止っていうのはそれが多いです。

例えば、大体同じ人が事故をするとか
「ほんまにやってるの?」って話なんです。
そっから僕はまあまあ疑っちゃうんです。

だから、そういう疑いの目で
事実確認を別方向からしていくっていうのは
絶対的に大事です。
これは何度も言いますが
その人を疑ってるんじゃないですよ。

その事実を疑っていかないと
正確な情報が取れないんですよね。
だから判断する時なんかは
いろんなメンバーから色々報告が来るとします。
その報告が来た時に
その判断ができていない。
判断するときに
主観的な報告をもらっちゃうと
すごく怖いんですよね。

だから「客観的な事実をしっかりと捉える」っていうことが
すごく大事で、それにはやっぱり何度も言いますけど
人を疑うんじゃなくて
その事実を疑うってことです。

それを皆さんもしっかりとやっていただけたら
こういった間違いっていうのは
起こさないんじゃないかなって思います。

面談で気をつけておきたいこと

この事実を疑うってことは
事故を起こした方と
面談では非常に大事になってくるんです。

なぜならばって話をすると
事故を起こす人って
主観的な報告になりがちなんですよ。

それは運転手の方っていうのは
常に事故を事実として
真実として捉えてない場合が多いです。

なぜかというと
車の運転をするときっていろんな場面見るじゃないですか?
ドライブレコーダーって前だけを撮ってる。
客観的な事実を映し出すんですけど
運転者は常に自分が見ているものが全て事実なんですよ。

だから、ドラレコは客観的な事実
事故をした人は主観的な事実があるんですね。

だけど、これはどちらも正解なんです。
もちろんドラレコは真実だと思うんですよ。
だけど、 人は自分が見たものが全て事実になるってことは
あり得る話で
情報量が圧倒的に違うわけです。

そこでね?
ドライブレコーダーの映像を見て
事故を起こした人に面談するときに
「違うじゃないか」
「嘘つくなよ」っていう面談をする人がいるんだけど
これは絶対にあってはいけないことです。

なぜかというと
本人は大真面目で嘘はついてないんですよ。
ひき逃げする人なんかそういうパターンです。

例えば、人がゴミだと思った。
これってよく言うパターンなんです。
だけど、その人にとったら
本気でゴミだと思ってるわけですよね?
だからと言って
僕はひき逃げする人を肯定してるわけじゃないんですよ。

だけど、事故をする人っていうのは
それなりの自分の事実があって
それを信じきってるところを
いかに違うかっていうことを
一緒に考えてやらないといけないです。

そういうことを考えると
今、ドライブレコーダーがあるから非常に楽ですよね。
だって、ドラレコの映像を見せて
一緒に考えたらいいだけなんです。

ただ、やってほしくないのは
先ほども言いましたが
頭から否定することですね。

頭から否定されると
人は何をするかって言うと
セミナーでは、いきなり街を歩いてて
誰かに殴られたら
皆さんどうします?
って聞くんです。

僕ならまずガードするんですよ。
だって怖いから。
もしかしたら逃げる人もいるかもしれないですよね?
もしかしたら反撃する人もいるかもしれないです。

事故面談の場合の
ガードって何かっていうと
嘘をつくというガードをするんです。

あと「逃げる」
これは「言い訳」っていう逃げをするんです。

最後に何をするかっていうと
「反撃」
これは労務トラブルで反撃するんですね。

また、そんなこと言うけど
運行だっておかしいじゃないかとか
会社の違うことに目を向けて
相手が反撃してくるわけだから
真っ向から否定したら絶対ダメですよ。

だって本人は大真面目にそう思ってるからです。

だから、事故時の面談をする時っていうのは
まずは本人が嘘をついていないっていう事実に基づいて話を進めていって
いかにそれが勘違いなのかっていうのを
一緒に考えてやるんですね。
これが事故の面談。

それと大事なのは
そこからどういった行動をしていくかっていうのを
一緒に計画を立てていくってことです。
これが面談なんですけど
多くの管理者は 相手をとにかく責める
責任追及をやるっていう目的を間違えてるんですね。
だから事故が減らないんです。
そんなことをしても
何も前向きな話なんか出てこないし
事故防止なんて絶対できないです。
ただ相手を責めてるだけなんです。
しかもそれを気分に任せて責める人が多いです。
そんなことしたら絶対ダメですよね。
そういったことを事故面談では
しっかりと考えていただいて
皆さんも事故をした運転者と面談するときは
相手は事実として自分が見たものが全てだと思ってるので
それをいかに違うかっていうことを
頭ごなしで言うんじゃなくて
気づかせること。

それを大切にしていただいたら
再発防止っていうのはすぐにできるんじゃないかなって思います。

では、今日も皆さんご安全に。

株式会社 ディ・クリエイト
無料メルマガ登録フォーム
https://www.de-create.com/mailmagazine/

PAGE TOP