何かに特化するとは、捨てること
さて、今日僕は関西の方に戻りまして
午後から模擬監査です。
午前中はオンラインでの会議があります。
夕方からは撮影があるんですよね。
最近は毎日こんな生活をしてますけど
明日は東京に戻って
そのあと熊本に行って
熊本、福岡、熊本っていうそんな予定です!
今日のトークテーマですけど
『専門性の活かし方』っていうことで
僕は交通事故防止の専門家っていう風に言われてますけど
どう言ったらいいんかな?
キャリアの中で交通事故防止って
実はそんなになかったんですよね。
僕がタクシー会社にいた9年半の中で
交通事故防止をやってたのは
たった2年なんです。
残りの7年間は何をしてたかっていうと
営業企画と労務管理と監査対応をしてました。
あと1番得意だったのがリクルートです。
人を入れるのが得意だったので
9年半のキャリアの中で
大半は事故防止をやってないんですよ。
それでね?
独立した時に、仕事が多かったのは
「模擬監査」っていう業務だったんです。
最大、200社は行きました。1年間で。
それぐらい模擬監査のニーズがあって
今でも模擬監査はニーズがあるんですけど
模擬監査に関しては
自分以外でもうちのメンバーができるようになってるので
比較的、形を付けやすいですから
これはセミナーと違って
別に自分以外の人間でもできるなと思ってるんですけど・・・
模擬監査をずっとやってる中で
交通事故防止っていうのは
僕の中ではサブ的な仕事だったんですよ。
むしろサービスぐらいでやってました。
今は逆転なんですよね。
交通事故防止が僕のメインの業務で
模擬監査はサブとは言わないですけど
例えば、リクルートなんかは完全無料でやってますよ。
お金をいただいてやれるようなものではないんでね。
ただ、人は絶対入れれますよ。
それは自信があります。
ただ、僕はお金を貰ってやるような
ノウハウはないと思ってるんですよね。
どう言ったらいいのかな?
専門性を研ぎ澄ましていくっていうことを考えると
交通事故防止の研ぎ澄まし方とリクルートとあと模擬監査
それは結構専門的にやってますけど全く違うんですよ。
僕は労務管理も全然できるんです。
就業規則とかチェックしろって言われたら
全然やれるんですけど
「やれる」と「お金をもらってやる」って全然違くて・・・
上辺だけの知識でコンサルティングなんか絶対やれません。
当たり前なんですけど
そんなことやっちゃうとお客さんに失礼ですよね?
そもそもお金を取れるノウハウもないのに
それでお金をもらうっていうコンサルタントの商売が
実は大嫌いです。
なぜかというと、上辺だけで請求してる人が
僕が今まで出会った中でめちゃくちゃいたんですよね。
だから、自分がそこと同じにされるのはすごく嫌だったので
専門性というか
交通事故防止に関して特化してやろうと思ったんですね。
だから昨日も講演会の後
懇親会があってその懇親会の席で
「ストイックですよね」っていう質問をされた子いたんですけど。
実際もすごくストイックです。
例えば、今僕は1件の事故動画を分析っていうか
解析してくれって言われて
ここ半月ぐらいずっとその動画を毎日見てるんですよね。
多分、1000回ぐらいいってるんじゃないかな?
多分それぐらい見てるんですけど答えがわからないと
めちゃくちゃ嫌で、毎日毎日見て
過程っていうか「なぜこうなったんだろう」とか
そういう仮説を立てながらずっと分析をしてるんですけど
まだ答えがたどり着かないので
どうしようかなって思ってるんですけど・・・
そこまでこだわってるので
自信を持って言えますよね。
自分が人生の大半の時間を
そこにつぎ込んでるわけですもん。
だから、自分がやれる業務というか
コンサルティングとしてやれるってレベルで言うと
先ほども言いましたが
労務管理であったり
リクルートならまあまあやれると思います、多分。
多分じゃなくて、実際まあまあやってきた。
だから、お客様のところの人も入れてきたし
自分の会社も年間100人以上の運転者を
7年連続で集めたわけですから
相当なノウハウがあるんですけど
なぜそこを仕事にしなかったのかって言われると
ちょっとわからないです。
僕は、多分事故防止っていう方が
すごく興味があって
自分の中でワクワクしたんだろうなと思うんですね。
何よりも人の命に関わることであったり
交通事故防止って当時
自分が実績を出す前は
雲の中の物を掴むような感覚で
全然わからなかったんですよ。
常にわからない状態でやってましたから
とりあえずこれやっとったらいいかなぐらいの感覚だったのが
ドラレコを入れて自分の会社の事故が明確に減った時に
「これ」っていうものが見えたんですね。
だからといって、独立してから
その業務をずっとやってたかっていうとやれなかったんです。
それは「ニーズがなかった」っていうのが1番ですね。
初めはそれよりも運輸監査の対策であったり
リクルートのニーズの方があったので
初めの独立して7、8年は
そっちのコンサルティングをやってましたね。
でもその専門性を研ぎ澄ませるっていうことを考えると
「捨てるものを捨てる」ってことかな。
それは重要かなって思います。
だから、何が言いたいかって言うと
今の話でいくと、僕は運送会社さんとかタクシー会社さんに向けて
コンサルを総合的にやることはできると思うんだけど
タクシーだったら売り上げを上げるっていうコンサルもできるでしょうし
営業の分析をするっていうこともできるでしょうし
いろんなことができるはずなんです。
でも僕は「総合の風邪薬」よりも
「特化した風邪薬」の方が好きなんです。
何が言いたいかっていうと
中途半端な分野を全部捨てちゃうってことです。
自分の立ち位置は「ここ」
それを確立させるっていうことかなって思います。
うちのチームが評価制度を
今年はやろうとしてるんですよね。
僕は関与してないから
全然わからないんですけど
その中で、すごくいいなと思ったのは
「ニックネームをつける」
例えば、うちには管理の要の女性がいるんですよ。
彼女は仕事がめちゃくちゃ正確で
僕なんかの数百万倍正確なんですけど
彼女が前の会社で言われてたのが
「東京の守護神」
東京営業所の守護神って言われてましたっていう(笑)
そういうニックネームっていうか
そんな名前を付けていこうっていう話を
ちょうどこの間のミーティングでしてました。
会社でも自分の立ち位置
ここは自分のテリトリーっていうものを研ぎ澄ましていくと
やっぱり自分の立ち位置とかもわかってくるし
またその自分の特化したものっていうのが見えると
本人がそこを意識してどんどんどんどん尖らしていくと思うんです。
なのでそういうチームができたらいいなって横で聞いてて思いました。
いずれにしても、今日は取り留めのない話をしてますけど
専門性は尖らせるんだけど
最終的には余計なものを捨てていくってことですね。
「オールランドプレイヤーでやらない」っていうことです。
それは僕が実際、自分でやってきたから強く言えることです。
事故防止も一つに絞ってみる
そういえば、交通事故防止でも
僕は同じようなことが言えると実は思っています。
交通事故防止って、なんとなく
あれもこれもそれもとか
いろんな対策を打つ会社が多いんですよね。
多分、そういう会社って
絶対事故がなくならないってわかってるんですよ。
なぜかというと
今までのコンサルの中で何社も見てきました。
逆に「今年はこのスローガンで行こう」
っていう風にやってくれた会社様って
事故がめちゃくちゃ減るんですよね。
例えば、昨日も講演会で言ったんですけど
「うちの会社は歩行者優先だけをやろう」とか
「道路交通法第38条だけは社員全員が守ろう」とか
そういう風なスローガンを立ち上げた方が絶対に事故って減ります。
安全規則何条とか色々あるんですけど
それは重要だけど、その中の一個を研ぎ澄ましていくってことですね。
会社のそういう企業文化ができちゃうんです。
「うちは歩行者優先の会社です」っていう
そんなサブネームというか
「歩行者優先をさせるディクリエイト」っていう
そういう肩書きができるわけですよね。
だから、そういう意味では
交通事故防止っていうのも
何かに特化してやった方が
絶対いいんだろうなって思います。
だから、今僕がおすすめしてるのは
やっぱり道路交通法第38条なんです。
これはなぜ進めてるかっていうと
日本人の53%しか守っていない
っていう法律をプロが先にやるべきだと思うんですね。
プロドライバーのマナーアップとかよく言うんですけど
挨拶の練習をするとか
笑顔の練習をするって色々言いますけど
プロドライバーの挨拶を見たことありますか?
僕はトラックドライバーの方の挨拶してるとこって
ほぼ見たことないんですよ。
日頃の生活の中でよく見るのは
「運転のマナー」ですよね?
その運転のマナーを上げないとダメやない?
って思ってるんですよね。
だから、これはタクシーでもバスでもそうですけど
運転のマナーの向上っていうのは
1番やるべきことなんだろうなって思うので
是非、皆さんの会社でも
この歩行者優先をとにかく特化してやっていくっていう
対策をしていただいたら
すごく会社の事故防止の機運が高まって
さらに言うと、企業文化ができるんじゃないかなって思います。
そういう意味で
この「Respect The law 38」っていうこの活動を
皆さんも活用していただけたらいいんじゃないかなって思います!
「Respect The law 38」HP
https://respect-38.com/
では、今日も皆さんご安全に。
株式会社 ディ・クリエイト
無料メルマガ登録フォーム
https://www.de-create.com/mailmagazine/
おはようございます。
運転を科学する男、上西一美です。
◇何かに特化するとは、捨てること◇
さて、今日僕は関西の方に戻りまして
午後から模擬監査です。
午前中はオンラインでの会議があります。
夕方からは撮影があるんですよね。
最近は毎日こんな生活をしてますけど
明日は東京に戻って
そのあと熊本に行って
熊本、福岡、熊本っていうそんな予定です!
今日のトークテーマですけど
『専門性の活かし方』っていうことで
僕は交通事故防止の専門家っていう風に言われてますけど
どう言ったらいいんかな?
キャリアの中で交通事故防止って
実はそんなになかったんですよね。
僕がタクシー会社にいた9年半の中で
交通事故防止をやってたのは
たった2年なんです。
残りの7年間は何をしてたかっていうと
営業企画と労務管理と監査対応をしてました。
あと1番得意だったのがリクルートです。
人を入れるのが得意だったので
9年半のキャリアの中で
大半は事故防止をやってないんですよ。
それでね?
独立した時に、仕事が多かったのは
「模擬監査」っていう業務だったんです。
最大、200社は行きました。1年間で。
それぐらい模擬監査のニーズがあって
今でも模擬監査はニーズがあるんですけど
模擬監査に関しては
自分以外でもうちのメンバーができるようになってるので
比較的、形を付けやすいですから
これはセミナーと違って
別に自分以外の人間でもできるなと思ってるんですけど・・・
模擬監査をずっとやってる中で
交通事故防止っていうのは
僕の中ではサブ的な仕事だったんですよ。
むしろサービスぐらいでやってました。
今は逆転なんですよね。
交通事故防止が僕のメインの業務で
模擬監査はサブとは言わないですけど
例えば、リクルートなんかは完全無料でやってますよ。
お金をいただいてやれるようなものではないんでね。
ただ、人は絶対入れれますよ。
それは自信があります。
ただ、僕はお金を貰ってやるような
ノウハウはないと思ってるんですよね。
どう言ったらいいのかな?
専門性を研ぎ澄ましていくっていうことを考えると
交通事故防止の研ぎ澄まし方とリクルートとあと模擬監査
それは結構専門的にやってますけど全く違うんですよ。
僕は労務管理も全然できるんです。
就業規則とかチェックしろって言われたら
全然やれるんですけど
「やれる」と「お金をもらってやる」って全然違くて・・・
上辺だけの知識でコンサルティングなんか絶対やれません。
当たり前なんですけど
そんなことやっちゃうとお客さんに失礼ですよね?
そもそもお金を取れるノウハウもないのに
それでお金をもらうっていうコンサルタントの商売が
実は大嫌いです。
なぜかというと、上辺だけで請求してる人が
僕が今まで出会った中でめちゃくちゃいたんですよね。
だから、自分がそこと同じにされるのはすごく嫌だったので
専門性というか
交通事故防止に関して特化してやろうと思ったんですね。
だから昨日も講演会の後
懇親会があってその懇親会の席で
「ストイックですよね」っていう質問をされた子いたんですけど。
実際もすごくストイックです。
例えば、今僕は1件の事故動画を分析っていうか
解析してくれって言われて
ここ半月ぐらいずっとその動画を毎日見てるんですよね。
多分、1000回ぐらいいってるんじゃないかな?
多分それぐらい見てるんですけど答えがわからないと
めちゃくちゃ嫌で、毎日毎日見て
過程っていうか「なぜこうなったんだろう」とか
そういう仮説を立てながらずっと分析をしてるんですけど
まだ答えがたどり着かないので
どうしようかなって思ってるんですけど・・・
そこまでこだわってるので
自信を持って言えますよね。
自分が人生の大半の時間を
そこにつぎ込んでるわけですもん。
だから、自分がやれる業務というか
コンサルティングとしてやれるってレベルで言うと
先ほども言いましたが
労務管理であったり
リクルートならまあまあやれると思います、多分。
多分じゃなくて、実際まあまあやってきた。
だから、お客様のところの人も入れてきたし
自分の会社も年間100人以上の運転者を
7年連続で集めたわけですから
相当なノウハウがあるんですけど
なぜそこを仕事にしなかったのかって言われると
ちょっとわからないです。
僕は、多分事故防止っていう方が
すごく興味があって
自分の中でワクワクしたんだろうなと思うんですね。
何よりも人の命に関わることであったり
交通事故防止って当時
自分が実績を出す前は
雲の中の物を掴むような感覚で
全然わからなかったんですよ。
常にわからない状態でやってましたから
とりあえずこれやっとったらいいかなぐらいの感覚だったのが
ドラレコを入れて自分の会社の事故が明確に減った時に
「これ」っていうものが見えたんですね。
だからといって、独立してから
その業務をずっとやってたかっていうとやれなかったんです。
それは「ニーズがなかった」っていうのが1番ですね。
初めはそれよりも運輸監査の対策であったり
リクルートのニーズの方があったので
初めの独立して7、8年は
そっちのコンサルティングをやってましたね。
でもその専門性を研ぎ澄ませるっていうことを考えると
「捨てるものを捨てる」ってことかな。
それは重要かなって思います。
だから、何が言いたいかって言うと
今の話でいくと、僕は運送会社さんとかタクシー会社さんに向けて
コンサルを総合的にやることはできると思うんだけど
タクシーだったら売り上げを上げるっていうコンサルもできるでしょうし
営業の分析をするっていうこともできるでしょうし
いろんなことができるはずなんです。
でも僕は「総合の風邪薬」よりも
「特化した風邪薬」の方が好きなんです。
何が言いたいかっていうと
中途半端な分野を全部捨てちゃうってことです。
自分の立ち位置は「ここ」
それを確立させるっていうことかなって思います。
うちのチームが評価制度を
今年はやろうとしてるんですよね。
僕は関与してないから
全然わからないんですけど
その中で、すごくいいなと思ったのは
「ニックネームをつける」
例えば、うちには管理の要の女性がいるんですよ。
彼女は仕事がめちゃくちゃ正確で
僕なんかの数百万倍正確なんですけど
彼女が前の会社で言われてたのが
「東京の守護神」
東京営業所の守護神って言われてましたっていう(笑)
そういうニックネームっていうか
そんな名前を付けていこうっていう話を
ちょうどこの間のミーティングでしてました。
会社でも自分の立ち位置
ここは自分のテリトリーっていうものを研ぎ澄ましていくと
やっぱり自分の立ち位置とかもわかってくるし
またその自分の特化したものっていうのが見えると
本人がそこを意識してどんどんどんどん尖らしていくと思うんです。
なのでそういうチームができたらいいなって横で聞いてて思いました。
いずれにしても、今日は取り留めのない話をしてますけど
専門性は尖らせるんだけど
最終的には余計なものを捨てていくってことですね。
「オールランドプレイヤーでやらない」っていうことです。
それは僕が実際、自分でやってきたから強く言えることです。
事故防止も一つに絞ってみる
そういえば、交通事故防止でも
僕は同じようなことが言えると実は思っています。
交通事故防止って、なんとなく
あれもこれもそれもとか
いろんな対策を打つ会社が多いんですよね。
多分、そういう会社って
絶対事故がなくならないってわかってるんですよ。
なぜかというと
今までのコンサルの中で何社も見てきました。
逆に「今年はこのスローガンで行こう」
っていう風にやってくれた会社様って
事故がめちゃくちゃ減るんですよね。
例えば、昨日も講演会で言ったんですけど
「うちの会社は歩行者優先だけをやろう」とか
「道路交通法第38条だけは社員全員が守ろう」とか
そういう風なスローガンを立ち上げた方が絶対に事故って減ります。
安全規則何条とか色々あるんですけど
それは重要だけど、その中の一個を研ぎ澄ましていくってことですね。
会社のそういう企業文化ができちゃうんです。
「うちは歩行者優先の会社です」っていう
そんなサブネームというか
「歩行者優先をさせるディクリエイト」っていう
そういう肩書きができるわけですよね。
だから、そういう意味では
交通事故防止っていうのも
何かに特化してやった方が
絶対いいんだろうなって思います。
だから、今僕がおすすめしてるのは
やっぱり道路交通法第38条なんです。
これはなぜ進めてるかっていうと
日本人の53%しか守っていない
っていう法律をプロが先にやるべきだと思うんですね。
プロドライバーのマナーアップとかよく言うんですけど
挨拶の練習をするとか
笑顔の練習をするって色々言いますけど
プロドライバーの挨拶を見たことありますか?
僕はトラックドライバーの方の挨拶してるとこって
ほぼ見たことないんですよ。
日頃の生活の中でよく見るのは
「運転のマナー」ですよね?
その運転のマナーを上げないとダメやない?
って思ってるんですよね。
だから、これはタクシーでもバスでもそうですけど
運転のマナーの向上っていうのは
1番やるべきことなんだろうなって思うので
是非、皆さんの会社でも
この歩行者優先をとにかく特化してやっていくっていう
対策をしていただいたら
すごく会社の事故防止の機運が高まって
さらに言うと、企業文化ができるんじゃないかなって思います。
そういう意味で
この「Respect The law 38」っていうこの活動を
皆さんも活用していただけたらいいんじゃないかなって思います!
「Respect The law 38」HP
https://respect-38.com/
では、今日も皆さんご安全に。
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