異文化は国内外で存在する
さて、今日僕は広島県の方に行きまして
講演会です。
昼からなんですけど
講演会をやらせていただいて
すぐに関西の方に戻ってくる
そんな予定にしております。
今日のトークテーマなんですけど
『異文化にびっくり』です。
異文化にびっくりっていうのはどうなんですかね?
海外なんか行った時に
正直、日本の常識が通用しないとか
そういったことはありますけど
異文化っていうと
そもそも日本の中でも
異文化っていうのはあるんじゃないですか?
「方言」なんかもその1つかもしれないですよね。
僕が1番覚えてるのは
北海道の人がゴミを捨てる時に
「ゴミを投げる」って言うんです。
「ゴミ投げてくれっ」て言われたことがあって
投げるってどういうこと?
って思ったんですよ(笑)
こういう方言で通用しないこと
っていうのは結構ありますよね?
そう考えると
神戸の人間っていうのは
神戸って坂道が多いじゃないですか?
皆さん分かると思うんですけど。
で、坂道だから
神戸の人間は
北のことを「上」って言うんですよ。
例えば、道案内する時に
「そのビルの上」とかっていうと
これは神戸の人間からすると
「北」っていう意味なんですよね。
多分、普通の人が聞くと
ビルの上って言われると
ビルの2階か3階とか
そういったことを思うんじゃないかなって思います。
これも異文化の違いというか
神戸独特じゃないかなって思うんですよね。
あ!そうそう!
昨日「オーサムエージェント」さんっていう
求人広告の業者の方と
一緒にセミナーをやらせてもらったんです。
で、そのセミナーの中のテーマが
「新人ドライバーの教育」
っていうテーマだったんです。
この新人ドライバーの教育って
考えないといけないのは「異文化」なんですよ。
なぜかというと
僕は神戸出身やし
うちの会社のメンバーって
福島から福岡までいるわけですよね?
そもそも方言がある中で
色んな育ちも違えば
家の文化の違いもあるじゃないですか。
ってことを考えると
教える時ってすごく難しい。
何が難しいかっていうと
「一般常識」っていうのが
人それぞれ違うからですよね。
だからそういったことも
考えないといけないんですね。
だから、異文化っていうのは必ずしも
海外のことを僕は思ってるんじゃなくて
地域地域で違うし
また家庭でも違うと思うんですね。
「しつけ」の仕方でも違うじゃないですか。
そういったことを考えると
決して僕らは同じ日本人だからといって
同じ文化で同じ常識を持ってる
なんてことを考えない方がいいと思うんです。
ルールを教える時とか
こっちの常識が通用しないことがあるんで
そういったとこを気を付けてやらないといけないなと思いますよね。
だから、新人のドライバーの方が入った時
例えば、この間セミナーであったのは
発炎筒をつける時に
マッチのように擦ってくださいって言ったら
「マッチがわからない」とかね。
で、そういった時に
僕らってこんなこと言いがちなんですよ。
「マッチも知らんのか」
「非常識なやつ」
とかって言っちゃうんですけど
これって世代の違いですよ。はっきり言うと。
ということを考えると
僕らからすると
若い方が知っていることを知らない
っていうことがたくさんあるわけです。
若い方からすると
「そんなこともお前ら知らんのか!」ですよね(笑)
そういったことを新人ドライバーには
僕らはやってしまうので
それが離職になんか繋がったりして
僕は非常に怖いなと思いました!
運転も異文化の違いを意識
異文化って言うと
車の運転も育ちであったりとか
地域によ って変わってくるわけです。
例えば「茨城ダッシュ」なんていう言葉がありますけど
これは右折をするときに
直進車を遮ってダッシュして右折をする
っていうことを茨城ダッシュって言うんですよね(笑)
でも、これって元々はこういう説もあるんです。
広い道じゃないから
右折車が先に行ってあげないと
直進車が後ろで待ってしまう。
だから初めは直進車が右折車を譲った
なんていうそんな文化から
来ているなんていう説もあるわけです。
そういったことを考えると
これって決して悪いことなのかな?
なんて思ってしまいます。
道路交通法だけを考えると
右折車が直進車を遮るってことは
これは絶対やってはいけないことです。
だけど、そういったことが
背景であったりとか
そういった運転も人それぞれ違うんで
考えないといけないのは
例えば、車間距離だと
「こんな詰めやがって」
ってよく言うんですけど
でも、その人にとったら
それが普通かもしれないですよね。
速度もそうなんですよ。
「こんな速度で走りやがって」とか
「このタイミングで割り込みしやがって」とか
僕らは言っちゃうし
思っちゃうんですけど
でもそれは相手からすると
それが普通だと思ってる可能性の方が高いわけです。
だから車の運転もそういったことを考えて運転しないといけないです。
ということは
どういうことをしないといけないかっていうと
異文化であったりとか
人の育ちによって違ったり
運転の環境によったり違う
ってことは
1つは「距離を置くこと」です。
絶対にそれは車の運転には必要。
なぜかというと
自分の予期しないような動きをされる
っていうことがあるからです。
相手が予期しない動きをしたときにも
対応できるような車間距離を
僕らは保っておかないといけないです。
特に年末年始とかゴールデンウィークとか
あとお盆、「わ」ナンバー
他府県ナンバーの車には
注意してくださいよ
ってよく言うんですけど
それはそういうことです。
車の運転をした過程であったりとか
環境であったりとかが
それぞれ違うから
同じ感覚なんていうことはありえないです。
ただ、社内では同じ感覚に合わさないといけないです。
そのために何をしたらいいのかって言うと
僕らの場合は
よく運転マニュアルなんてものを作ります。
要は、うちの会社は
こういう運転がスタンダードですよ
っていうことを
ある程度宣言してあげないとできないですよ。
よく間違えた指導する人っていうのは
こんな車間距離ダメだろとか
癖のある運転はダメだろとか
言うんですけど
その癖って誰を基準に決めてんねん
っていうことで
すべて自分なんですよ。
多くの企業様は個人の基準を
相手に押し付けるような指導をされる方が多いです。
そうじゃなくて
初めに、何km/hまでとか
何mまでとか
あと何秒止まるとか
そういったことをしっかりと宣言してあげてください。
そうしないと車の運転っていうのは
スタンダードにならないんじゃないかなって思うし
それが元でコミュニケーションエラーが起きてしまって
会社を辞めるとかそんなことに繋がると思います。
また、車を運転するときは
他者との育ちも違う人との異文化の違いを
理解した運転をしないと
事故になってしまうってことを
運転の場合は意識をしていただきたいと思います。
では、今日も皆さんご安全に。
株式会社 ディ・クリエイト
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