ウサイン・ボルトは何故足が速いのか?

何故、あんたはそんなに速いのか・・・
短距離 100m世界新記録 9秒58って・・・
時速37.6km/h・・・。
亀仙人様は5秒8だったけど・・・
あれ漫画か・・・

オリンピックの
近年の歴史から見ると短距離走において
カール・ルイス、ベン・ジョンソンなど

黒人選手の活躍が素晴らしいですが
彼らと日本人ではどう違うのでしょうか?

さて、まずは骨格の違い。
これは大きい。
(身長が195cmなので実際にでかいのですが)。

黒人選手はハムストリングスが
非常に発達していて蹴りだす力が強く、
背中やお尻、腹筋など
体幹を司る筋肉が発達しています。

さらに、体幹より遠い前腕や
カーフなどは細いので走るのに邪魔にならない。

それに比べて日本人選手は、
背中やお尻など身体の裏側の筋肉が薄く
(実際に鍛えてもなかなかつかない)、
そしてカーフが太いという真逆の体形になってるんですね。

その他にも肩の筋肉など様々な
「骨格がすでに速く走れるように出来ている」というのがあります。

原因と言えるのは狩猟民族と
農耕民族の違いというものがあります。(諸説あり)

狩猟民族は弓を引くため
身体の後ろ側の筋肉が発達し、
農耕民族である日本人などは
前かがみで作業をするので、
身体の前側の筋肉が発達しました。(だから日本人には猫背が多い)。

要するに、
「先祖代々授かった体格の違いが足の速さを左右している。」
と言えます。

筋肉は瞬発力を発揮する速筋と
長距離走のような持久力に優れた遅筋の2種類があり
黒人選手は速筋が多いと言われており、
短距離などの種目に適した筋肉を兼ね備えています。

ただ、ワイナイナ選手などケニア出身の選手は
マラソンなどに強いこともあり、
黒人選手が必ず瞬発力に優れている、
いわゆる短距離走に向いているわけではないです。
じゃあ、ウサイン・ボルトはなんで速いねんと。

同じアフリカにも標高が高い東アフリカと
標高の低い西アフリカがあります。

標高の高い東アフリカは
心肺機能が鍛えられて持久力がついたり、
日頃から長距離を移動する生活習慣があったため
マラソンが得意(ケニアは東アフリカだ!)。

逆に西アフリカは猛暑に適応するため
身体から熱を放出するために
脂肪が少なく手足がすらりと
長い身体が歴史とともに作られ、
また
「西アフリカの地形上瞬発力を有する生活習慣があったから」
(どんな生活習慣やねん!)
というものがあります。

そして、ウサイン・ボルトはジャマイカの選手ですが、
ジャマイカは西インド諸島
(コロンブスがインドと間違えて命名)にあり
この地域のご先祖様は
「西アフリカから奴隷として連れてこられた」こともあり、


瞬発力が高い選手が、
つまり「短距離走に元々向いてる選手が多い」となり
「ウサイン・ボルトはめっちゃ速い。」説に繋がるわけです。

当然、彼の血のにじむような努力や才能もありますけどね。
そもそも、デカいから一歩一歩が長いしね。

信じるか信じないかはあなた次第・・・

余談ですが、同じ農耕民族でも
米を主食にしていた日本人と
小麦を主食にしていたヨーロッパでは、
同じ大きさの土地でも
取れる収穫量が米の方が多いので、
日本では食料を奪い合うことが少なく
戦争が少ないと言われています。(マルサス人口論)

今日も全く事故防止に関係ない話をするM男でした!

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