ヒューマンエラーは、なくせない

交通事故の大半の原因は見落としによる認知のエラーと言われてます。

だから、認知エラーをなくそうと、対策する会社は多いと思います。

しかし、認知のエラーをなくそうとしても交通事故はなくなりません。

今日はそんな話をしてみます。

私は過去にタクシー外車の社長を担い
交通事故防止を真剣に取り組んでいたつもりでした。

当時は

運転に集中しろ!しっかり見なさい!

などの指導を良くしていたように思います。

しかしこんな指導したところで、交通事故がなくなることは無いのです。

何故か❓


人は運転に集中しているつもりであり、しっかりと見ているつもりだからです。
しかも、見落としをゼロにすることなど所詮不可能なのです。

例えば、皆さんが運転中に”つい”見てしまうものはありますか?

私であれば事故現場の横を通り過ぎる時
好きな車が止まっていた時趣味が釣りなので、釣り人がいた時…

このような場面に遭遇すると自分では集中しているつもりでも
つい見てしまうことがあるかもしれないのです。

ではこのつい見てしまう脇見をゼロにすることができるのでしょうか?

私には、その自信はありません。

人間は、ヒューマンエラーをなくす努力はできても、
完全にゼロにすることなどできないからです。


では、諦めてしまってもいいのか❓
それは違うのです。

ゼロにできないものを対策をするのではなく
100%できるものを対策として考えれば良いのです。

例えば、見落としをゼロにできないのであれば、
その分車間距離を空ければ事故の回避率は上がります。

しかも車間距離をつい詰めてしまうなどということは、ありえないのです。

車間距離は運転者の意志で100%確保することができるからです。

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ぜひ皆さんも見落としをなくす努力はしても見落としをしても
事故にならない運転を心がけてください。

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私の場合は、それが車間距離なのです。
私は常に、”見落としをしても追突をしない距離”と言う意識を持って車間距離を空けています。
しかもこれは、自分の意志で100%上げることができるからです。

今日もご安全に!

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